こんにちは、ゆぅか(nurse_free122)です♪
ブログにお越しくださりありがとうございます!
新年度になると、新人看護師や既卒看護師など、新しいメンバーが職場に加わりますね。
新しく入職した看護師に対して、プリセプター制度を導入している病院も多くあると思います。
初めてプリセプターをする看護師は、
「どんな子が入ってくるのかな?」
「自分が上手く教えられるのかな?」
「プリセプティと良い関係になりたいけど、どうすればいい?」
など、不安を抱えている人も多いと思います。
この記事では、新人看護師との信頼関係を築くために、プリセプターに必要な心得を紹介します。
私も、プリセプターを3回?ほど経験し、その都度悩みながら乗り越えてきました。
人相手のことなので、事前にプリセプター研修を受けていたとしても、最初は上手くいかなくて当たり前です!
この記事を読んで、新人看護師との信頼関係を築きましょう♪
新人看護師との信頼関係を築くメリット
まず、新人看護師側には以下のようなメリットがあります。
新人看護師が安心して仕事に取り組める
信頼関係とは、文字通り「信じて、頼る」ことです。
信頼関係が築けると・・
→新人看護師が困った時や悩んでいる時に頼ってくれる、相談してくれる
→一緒に問題解決に向けて取り組める
→場合によっては、プリセプターから上司に相談することもできる
→問題の早期解決につながる!
信頼関係が築けていないと・・
→新人看護師が困った時や悩んでいる時に、相談してきてくれない
→新人看護師は一人で悩むことになる
→自己判断や思い込みで動いてしまう
→インシデントやトラブルが起きたり、仕事に対してのモチベーションが下がる
「どうしよう・・」と悩んだときに、信頼できる相談相手がいるだけで、職場に居やすかったり、働きやすいと思います
新人看護師がコミュニケーションをとりやすくなる
信頼関係を築けると、コミュニケーションが円滑になり、自分の考えや思いを相手に伝えやすくなります。
仕事の生産性が向上したり、思い込みによる業務エラーやインシデントを防止できる可能性もあります。
プリセプターとのコミュニケーションが取れるようになることで、職場の雰囲気に打ち解けやすくなり、他のスタッフとも会話がしやすくなります。
コミュニケーションは看護師の基本ですね
次は、プリセプター側のメリットです。
プリセプターが新人看護師の悩みにいち早く気付ける
看護師はシフト制なので、担当する新人看護師と勤務が合わないことは、頻繁にありますよね。
信頼関係ができていると、新人看護師は困った時に「〇〇さん(プリセプター)に相談してみようかな」と考えてくれます。
シフトが合わなくても、新人看護師の方からメールや手紙などで、何かしらのヘルプを出してくれます。
もちろん、プリセプターの方から「最近どう?」と現状を聞くことも大切です
新人看護師は悩みに直面した時、
「こんなこと聞いていいのかな?」
「自分が勉強不足なだけだから、がんばればいいか・・」
と考え、なかなかプリセプターまで悩みが届かないことがあります。
別のスタッフから「こんなことで悩んでたよ」と聞くことも意外とあります
新人看護師との信頼関係ができていれば、新人看護師の悩みにいち早く気付け、対処法を一緒に考えることができます。
プリセプターの相談にのったり指導しやすくなる
上記のメリットと少し重なりますが、
信頼関係を築くことにより、新人看護師の相談に乗ったり、指導がしやすくなります。
例えば・・
新人看護師の出来ていない部分を指導する時、
信頼関係が築けていないと、
新人看護師は「なんであんなこと言われなきゃいけないの?」とか
「なんか私にだけ厳しくない?」とマイナスな考え方をしてしまうかもしれません
しかし信頼関係が築けていると、
新人看護師は「私のことが嫌いなわけではなくて、成長してほしいから、そう言ってるんだな」「間違っているところを指摘してくれて、よかった」とポジティブに捉えてくれるかもしれません
何か困った時に、先輩看護師に相談し、指導を素直に受け入れられる新人看護師は絶対成長します!
新人看護師と信頼関係を築き、お互いが成長するような指導をしていきましょう!
新人看護師と信頼関係を築くための心得6つ
自分が新人看護師の頃に、プリセプターにしてもらって嬉しかったことを思い出してみましょう。
個人差があるのは当然ですが、必ずヒントがあるはずです。
常日頃コミュニケーションをとり、挨拶は忘れない
挨拶は基本的なことですが、朝情報収集をしている時に、他のスタッフが「おはようございます」と言ったら、きちんと相手の顔をみて挨拶を返せていますか?
新人看護師に対しても同様に、顔をみて挨拶することはとても大事です。
顔をみて挨拶をすると、
・なんだか元気なさそうだな
・眠そうだな、ちゃんと睡眠取れてるのかな?
・お!今日はなんだか表情が明るいな
など、表情から読み取れることもあります。
ぜひ、顔をみて笑顔で挨拶しましょう♪
挨拶以外でも、ちょっとした隙間時間に話かけることも大切です。
新人看護師の頭の中は業務のことでいっぱいいっぱいです。
・初めて受け持つ疾患の患者さんがいてドキドキするなぁ
・初めて入る処置の介助できるかなぁ
・苦手な先輩とペアだから緊張するなぁ
そんなときプリセプターから、
「今日はなんの疾患の人受け持ってるの?」「この前その疾患勉強してたもんね!大丈夫、頑張って!」とか、
「初めて入る処置あるよね。手順大丈夫?一緒に確認しようか?」など、
声をかけてあげると、少し緊張が解けるかもしれません。
声の掛け方は人それぞれですし、自分が忙しい時に無理にする必要はないですが、「大丈夫だよ、見守ってるから」という安心感を与えることが大切かなと思います。
新人看護師と勤務が一緒にならない問題に対しては、交換日記みたいなものを活用するのもオススメです。(統一した指導ができるように指導記録みたいなファイルを活用している病院もありますね)
もちろん、新人看護師の負担になっては意味がないですが、
- 今日どんな疾患をみた、どんな看護技術を経験した
- 何が上手くいかなかった、何ができるようになった
- 悩んでいること
などをタイムリーに把握できるといいですね!
他の新人看護師と比較しない
他の新人看護師と比較しないというのは、当たり前のことのように思えますが、ついつい他の新人看護師と比べて「なんで出来ないんだろう・・?」と思いがちです。
頭の中で思うのは自由ですが、
- 本人の前で言う「あの子はこの前できてたよ」「あの子は◯月から夜勤だってよ」「◯◯病棟の新人はみんな自立したんだって」
- 他のスタッフに言う「他の子に比べて成長遅いよね」
これらの行動はメリットが何もないのでやめましょう。
私は新人看護師の頃、全部言われたわ笑
確かに成長は遅かったけど、誰も信用できなくなるし嫌な思い出です
ひとりひとり得意不得意はあるはずなので、その子のペースで成長できるようにフォローすることが大切です!
悩み事があるときは一緒に解決策を考える
新人看護師と一緒に解決策を考え、「あなたの味方だよ」という雰囲気を伝えることで、安心感を与えられます。
(もちろん、新人看護師が間違っている時は指摘します)
私は本当に出来の悪い新人看護師でしたが、プリセプターがとにかく根気よく一緒に問題解決に取り組んでくれました!プリセプターと勤務が一緒だと、緊張がほぐれたなぁ
一緒に問題解決に取り組んで、解決できたときの達成感は嬉しいものですよ。
問題解決したり、成長できたことを一緒に喜ぶ
新人看護師と一緒になって喜べるプリセプターは、新人看護師からの信頼が厚いです。
看護師の仕事でなくても、自分ごとのように喜んでくれる人のことって好きになりますよね。
プリセプターにとってはどうって事のない出来事でも、新人看護師にとっては、一つの小さな成功が自信に繋がります。
「よかったね!」
「すごいね!次も頑張って!」
と声をかけてあげて、仕事へのモチベーションが少しでも上がるようにしましょう。
「◯◯さん(先輩看護師)が褒めてたよ。」と、他のスタッフからの評価も伝えてあげるといいです。
何気ない事ですがとっても大事です♪人は褒められたら嬉しいですよね
間違っていることはきちんと指摘する
仲良くなることは大事ですが、新人看護師から好かれたくて、なんでも「いいよ、いいよ。」と認めてしまうのは注意が必要です。
「嫌われたくないし小心者だから、なかなか間違ったことを指摘できないんです。」
「この前間違いを指摘したら嫌な顔されたから、あんまり言いたくないんですよね。」
こんな先輩看護師の言葉を、現場で聞くことはよくあります。
しかし、間違ったことは指摘しないと、命に関わる仕事をしている看護師として危険ですよね。
少しの勇気を出して(笑)新人看護師にきちんと伝えましょう!
なんでも「いいよ、いいよ。」で済ませてしまう人は、他のスタッフからの信頼も得られません。
間違っていることは、きちんと根拠を示して指摘しましょう
約束事や秘密は守るようにする
これも基本的なことですが、約束事や秘密は必ず守るようにしましょう!
例えば、
- 勉強をみてあげる約束をしたのに、ノートを預けてから一向に返ってこない
- 勉強のため特定の患者さんを受け持たせてあげると言われたのに、反映されていない
- 看護技術の練習を約束したのに、忘れられている
- プリセプターにだけ相談した悩みを、他のスタッフも知っている
などです。
確かに、看護師の業務は超多忙なので、「すっかり忘れていた」「そんなことしている暇がなかった」という場合もあると思います。
その場合は、約束を取り直すなどして、きちんと対応しましょう。
まとめ
新人看護師と信頼関係を築くための心得について紹介しました!
- 新人看護師が安心して仕事に取り組める
- 新人看護師がコミュニケーションをとりやすくなる
- プリセプターは新人看護師の悩みにいち早く気付ける
- プリセプターが相談にのったり指導しやすくなる
- 常日頃コミュニケーションをとり、挨拶は忘れない
- 他の新人看護師と比較しない
- 悩み事があるときは一緒に解決策を考える
- 問題解決したり、成長できたことを一緒に喜ぶ
- 間違っていることはきちんと指摘する
- 約束事や秘密は守るようにする
どれも基本的なこと、当たり前のことですが、それらを蔑ろにすると信頼関係を築くのは大変です。
時々、自分の行動を振り返りながら、新人看護師に接してみてください。
最後までご覧いただきありがとうございました!
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