こんにちは、ゆぅか(nurse_free122)です♪
ブログにお越しくださりありがとうございます!
若手看護師が、苦手な手技の一つに「ルート確保」がよくあげられます。
なかには、若手看護師ではなくても、苦手意識をもっている人もいると思います。
「ルート確保ってどうも苦手なんだよな・・」
「いつまで経っても上手にならなくて、何回も刺すことになってしまって申し訳ない・・」
「できれば避けたい・・!」
私も若手看護師の頃は、
失敗して→先輩に頼みづらくて→再度チャレンジするけど失敗する→時間を無駄にする(ひどいと1時間)、患者さんにも負担→他の仕事何も終わってない(涙)→怒られる
という負の連鎖がよくありました(笑)
そんな私でも経験値があがるにつれ克服でき、いまでは「ルート確保わりと得意です!」と言えるぐらいまで成長しました♪
この記事では、ルート確保を成功させるためのステップを詳しく解説していきます。
ルート確保を成功させるためのステップ
ステップ0:自分はできる!という気持ちが大事
「失敗するかも・・」の気持ちで行くと、失敗する確率が高いです(本当に!)
「よし、1回で入れる!」と前向きな気持ちで挑みつつ、適度にリラックスして取り組むと、成功したりします♪
適度にリラックスって難しいですけどね・・
ステップ1:環境を整える
環境を整えることは、軽視しがちですが、ココもすごく重要なポイントです。
具体的な環境を整えるための行動としては・・
- 邪魔になるようならベッド柵を外す(安全確保しつつ)
- ベッドの高さを調整する
- 腕を固定しやすい水平な上で行う
- 物品を置く場所も確保(すぐ手が届く位置にセッティング)
- 不安なら防水シーツを敷く(シーツ交換は、仕事が増えて余計に焦り失敗するもと)
それ以外にも、
- 時間に追われると焦るので、急ぎの仕事は終わらせておくか、誰かにお願いしておく
- 他スタッフに「どこに、なにをしに行くか」お知らせしておく(携帯が鳴ると気が散るため)
ルート確保が難しそうな患者さんだなと予想できるのであれば、時間に余裕のあるときに行いましょう!
ステップ2:穿刺するのにベストな血管をみつける
患者さんが不自由にならないよう、利き手じゃない方を出来るだけ選択しましょう。
ルート確保するときの第一選択としては、橈側皮静脈・尺側皮静脈が一般的です。
血管を探すのに集中しすぎて、駆血時間が長くなりすぎないように注意しましょう!
ステップ3:血管を決めたら、迷わず穿刺する
皮膚を伸展させて、血管をしっかり固定して、穿刺します(高齢者は皮膚が脆弱なため過度な伸展には気をつけましょう)
プリプリと弾力のある血管の人(若年層)に刺すときは、血管が逃げがちです。
しっかり血管を固定し、勢いよく刺すと成功しやすいです(刺しすぎに注意!)
不安げな表情、態度は患者さんにも伝わってしまいます。
ステップ4:固定の仕方も重要!
せっかく入った針が抜けないようにするために、固定の仕方にも注意を払う必要があります。
必ず、ループをつくって余裕のある固定方法にしましょう!
高齢者や、ルートを引っ掛けてしまう危険がありそうな患者さんの場合は・・
点滴によって転倒しないように周囲の環境を整えることも必要です。
ルートキープはとにかく経験!回数を重ねよう!
どんなにルート確保が苦手な看護師でも、経験値を積むことで、手技は上達していくはずです!
私も新人の頃は、1日3回とかさせてもらっていました!
血管がどうしても見つからないときの対処法
血管がどうしても見つからないときの対処法を解説します。
蒸しタオルで温める
蒸しタオルで腕を温めることで、血管が拡張し穿刺しやすくなります。
清拭タオルなどを利用してみましょう。
※火傷には細心の注意を払います
前腕の前側ではなく裏側を探す
血管がなかなか見つからないとき、患者さんに腕を曲げてもらって、裏側を観察すると意外といい血管があったりします。
ただ、刺すときの体勢が難しいので、慣れるまでは経験が必要です。
寝たきりの患者さんであれば足も選択肢にする
寝たきりの患者さんは、足の血管でルート確保するのも選択肢の一つです。
患者さんにとって、なるべく苦痛が最小限になるようルート確保をするべきなので、腕で失敗しそうであれば、足の血管も確認してみましょう。
まとめ
ルート確保を成功させるためのステップについて解説しました!
- ステップ0:自分はできる!という気持ちが大事
- ステップ1:環境を整える
- ステップ2:穿刺するのにベストな血管をみつける
- ステップ3:血管を決めたら、迷わず穿刺する
- ステップ4:固定の仕方も重要!
- 蒸しタオルで温める
- 前腕の前側ではなく裏側を探す
- 寝たきりの患者さんであれば足も選択肢にする
基本を怠らず、安全第一で、ルート確保を身につけていきましょう。
最後までご覧いただきありがとうございました!
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