こんにちは、ゆぅか(nurse_free122)です♪
ブログにお越しくださりありがとうございます!
看護師の仕事は、
「残業が多くて当たり前」
「サービス残業も当たり前」
「定時で帰るなんて無理に等しい」
そう思いながら働いていませんか?
確かに看護師の仕事は、慢性的な人手不足、突発的な業務の発生、そもそもの業務量の多さなどの理由から残業が多くなりがちです。
朝、受け持ち患者の今日のイベントを確認して、「今日絶対帰れないな・・。」「残業確定ね・・。」と落胆することもありますよね。
しかし、働き方次第で残業を減らすことは可能です!実際に働いているなかで経験してきました。
多忙な大学病院で働いていた頃、日勤の残業は0〜30分、長くても1時間でした。
「定時で帰る」ことを毎日の目標にして業務をこなしていました。
この記事では、看護師の残業の実態と、誰でもできる対策について解説します。
この記事を読めば、残業の多さに悩んでいるあなたも、残業を減らしプライベートの時間が確保できます!
ぜひ最後までご覧いただき、残業の少ない職場をつくっていきましょう!
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看護師の残業の実態
看護師は残業が多いと実感しているひとが多いと思いますが、自分の残業時間は他の看護師と比べてどうなのか、疑問に思いませんか?
2017年日本医療労働組合連合会が調査した看護職員の労働実態調査によると、7割以上の看護師が30分以上の残業をしていることがわかりました。
日勤の時間外労働(終業後) | 割合 |
なし | 12.1% |
30分 | 21.8% |
45分 | 8.1% |
60分 | 21.3% |
90分 | 13.2% |
120分以上 | 9.5% |
自分の残業時間と比較していかがですか?
この調査は、病院だけでなく訪問看護や施設での結果も含まれるので一概には言えませんが、1時間以上残業している人は44%にもなります。
特に新人看護師や経験年数の低い看護師は、慣れない業務や指導により残業が多くなりがちで、2時間以上残業することなんてざらにあるのではと思います。
私も若手看護師の頃は、2時間以上の残業が当たり前でした。
看護師はなぜ残業が多いのか?
では、なぜ看護師の残業は多くなるのか具体的に解説していきます。
ここでは病棟看護師を前提にお話ししていきます。
看護記録の作成
残業する理由として最も多いのが、看護記録の作成です。
看護師は、とにかく書かなければならない記録の量が膨大ですよね。
書いても書いても、記録に追われる・・。
看護記録は、患者さんへ行った看護の証明となるものであり、責任をもって、正確に記載しなければならないので適当には書けません。
検温、清潔ケア、入院・退院の手続き、頻回なナースコール、急変の対応など、たくさんの業務の合間をぬって看護記録を進めていく必要があります。
どうしても看護記録は後回しになりがちです。
勤務交代時の申し送りや引き継ぎ
夜勤から日勤、日勤から夜勤への申し送り・引き継ぎは思いのほか時間を要します。
患者さんの状態を報告する以外にも、連絡事項やインシデントを伝えたりしていると10分、15分はあっという間に過ぎていきます。
確かに申し送りは必要なことですが、簡潔的にする方法を病棟内で議論することは必要です。
先輩看護師が、患者さんとのエピソードとか話し始めちゃうと、「早く終わらないかな・・」ってなりますよね(笑)
人手不足
看護師は、需要に対して供給が追いついておらず、慢性的な「人手不足」です。
離職するひとが多いのも、人手不足の理由の一つと考えられます。
急な欠勤や早退が出ても、補充があるわけでもなく、限られた人数で業務をこなしていかなければならないので、業務負荷が多くなります。
緊急入院などの突発的な業務
就業時刻間際の、緊急入院、処置、検査などは、残業となる確率が高いです。
人を相手にした職業のため、想定外のことが起こるのは仕方ありませんが、急な業務が発生しても対応できる環境づくりが大切です。
できるだけ残業にならないようにするためには、スタッフ間の協力が必要不可欠だと思います。
残業を減らすための対策
残業が多い理由としてあげた「人手不足」はすぐに解決できるものではなく、ましてや個人の力ではどうにもできません。
難しすぎることなく、できるだけハードルの低い「残業を減らすための対策」は以下です。
順に解説していきます。
看護記録は後回しにしない
残業の理由として最も多い「看護記録」をなるべく残さないことが、残業を減らす大きな一歩です。
具体的には、
- 検温が終わったらすぐに記録をする
- 全部記録するのが難しいときは、途中まででも書いておく(例えばSOAPなら、SOだけでも書いておく)
- ケアや検査などにかかる時間を想定して、隙間時間をみつけて記録する
- 処置や投薬をしたときも、タイムリーに記録する
- 必要な看護記録をワークシートに書き出しておき、終わったらチェックする(可視化する)
です。
最初は難しいですが、日頃から意識して習慣づけることが大切です。
看護記録を後回しにしないことは、申し送りの短縮にも繋がります。看護記録に書いてないと口頭で伝達しなければならないからです。
とにかく隙間時間をみつけて、少しでも記録を進めておくことがポイントです!
スタッフ同士で声を掛け合う
そんなこと?と思うかもしれませんが、残業を減らすためには、スタッフ間のチームワークがとても重要です!
例えば、
- 業務が重なったとき、チームリーダーやメンバーに相談する⏩手が空いているスタッフで対応できる可能性がある、早番・遅番など受け持ちをしていないひとが手伝えるかもしれない
- 残務量が多くて定時で終われそうにないことをチームリーダーに相談する⏩受け持ちでなくてもできる業務を他スタッフに振れる可能性がある
などです。
イベントが重ならないように、業務量が同じぐらいになるように、受け持ち患者を振り分けていても、業務が重なることは必ず出てきます。
誰にも声を掛けることなく自分一人で業務を抱え込んでいると、仕事が進まず、周囲も気づけず、デメリットばかりです。
業務が重なっているとき、仕事が終わりそうにないとき、とにかく周りにヘルプを出しましょう!
病棟内の整理整頓
病棟内の整理整頓は、一見残業と関係なさそうですよね。しかし整理整頓することは時間短縮につながります!
整頓されていない物品置き場、どこの引き出しになんの書類が入ってるかわからない書類BOXなど、ものを探しているだけで無駄な時間がとられます。
例えば、
処置をするのに、◯◯を使いたい⏩病棟内を探すが在庫がない⏩他病棟に連絡して貸してももらえないか確認⏩他病棟まで取りに行く
日頃から物品置き場や書類BOXの整理をしておくと、不足物品にもすぐに気づけます!
忙しく残業の多い部署は、物や書類が散乱していることが多いです
まずは、「自分のナースカートの中」から意識してみてください!
PNSの導入
PNSの導入は、個人ですぐにできる対策ではありませんが、残業を減らすのには効果的です!
パートナーシップナーシングシステムの略です。簡単にいえば、看護師がペアで業務をすることです。
ペアで仕事をすることで残業が減る理由は、
- 一人が検温している間に、もう一人が看護記録を作成できる
- 業務が重なっても、ペアなので対応しやすい
- 困ったときにすぐに相談し合える、悩んでいる時間を減らせる
などがあげられます。
PNSにはメリット・デメリットがありさまざまな意見がありますが、残業を減らすという視点でみると効果的です。
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まとめ
看護師の残業の実態、残業が多い理由、残業を減らすための対策について解説してきました。
30分以上残業している看護師は7割、2時間以上残業している看護師は約1割いる
- 看護記録の作成
- 勤務交代時の申し送りや引き継ぎ
- 人手不足
- 緊急入院などの突発的な業務
- 看護記録は後回しにしない
- スタッフ同士で声を掛け合う
- 病棟内の整理整頓
- PNSの導入
残業を減らすためには、一人ひとりの意識が大切です。
まずは個人でできることから始めていき定時を目指しましょう!
最後までご覧いただきありがとうございました!
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