看護師はサービス残業が当たり前？残業の少ない職場でQOLをあげる！

看護師として働いていると、

「うちの病院、サービス残業当たり前なんだよね・・」

「看護師のサービス残業って普通じゃないの？！」

「朝の情報収集するのに、早く出勤しないといけないけど、残業代つかない。」

という声を時々聞きます。

そこの職場でしか働いたことのない看護師は、サービス残業というものがごくごく当たり前だと思っている人もいるかもしれません。

しかし、サービス残業ほどモチベーションの下がるものはないですよね！

この記事では、看護師のサービス残業の実態と、残業の少ない職場について解説します。

サービス残業がある働き方を辞めて、QOLをあげていきましょう♪

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看護師によくあるサービス残業

残業代は出ますか？カンゴトークによると、残業代の実際は以下です。

「意外と残業代出る人の方が多いんだな」と思ったのが正直なところですが、実際よりも少なく申請している（遠慮している）人もいるのではないでしょうか。

看護師によくあるサービス残業はどんなものがあるか解説します。

朝の情報収集のための前残業

受け持ち患者さんの情報収集をするために、朝早く出勤している看護師も多いのではないでしょうか。

研修・委員会や会議に出席するための残業

一般的な病院で働く看護師は、委員会や係などの仕事をやることが多く、会議に出席することも仕事の一つです。

新人教育研修、ラダー研修などの◯◯研修もほんとーにたくさんあります！

病棟会議もサービス残業の代表的なものです。

時間外であっても残業手当がつけば問題ないですが、

ということは多々あります。

研修や勉強会って残業代に含まれる？カンゴトークによると、56.２％が「含まれない」と答えています！

逆に言えば、約半数は「研修や勉強会が残業代に含まれている」ということです。

スタッフ指導のための残業

これもサービス残業する理由としてよくあります。

新人看護師や若手看護師の指導のために、サービス残業をするということです。

看護記録のための残業

看護師の残業理由のナンバーワンが「看護記録」です。

なるべくタイムリーに記録していくことが対策としてあげられますが、急変や急いでやらなければならない業務のオンパレードなので、現実的には難しい部分もあります。

看護師が選ぶべき残業の少ない職場

サービス残業がないのに越したことはありませんが、そもそも残業の少ない職場を選択することもひとつです。

比較的残業の少ない職場を紹介していきます！

【病院】外来業務

外来は医師の診察時間が決められているため、診察時間が終了すれば患者さんも受診できません。

予約外で受診された患者さんがいたとしても、

• 点滴や採血、検査などの処置をして帰宅するパターン
• 採血、検査などの結果、入院が必要と判断され、病棟へ申し送るパターン

のいずれかになり、基本的には時間内で業務が終わるように調整するため、残業は少ないです。

患者さんとじっくり関わるという感じではないため、自分に合っているか考える必要はあるでしょう。

【病院】慢性期・回復期病棟

慢性期・回復期病棟は、急性期を脱し、病状が安定している患者さんが多いため、緊急の対応が少ないです。

患者さんの入れ替わりも激しくないため、情報収集にも時間がさほどかかりません。

【病院】精神科

精神科は、緊急手術や処置など医療的行為が少ないため、残業も少ないです。

ただ精神科では、暴言や暴力的な行為を受けたりする可能性もあります。

また、看護技術を磨きたい、どんどん新しい医療を学んでいきたいという人には物足りないでしょう。

【病院】透析センターor透析クリニック

緊急透析が必要な場合もあるかもしれませんが、基本的には予定された透析患者さんをみます。

「透析」に特化した部署のため、透析の準備、透析中の看護・管理など基本的にやることは同じであり、残業も少ないと言えるでしょう。

腎臓内科の病棟で働いていた人は特に、いまの知識を活かして働けます。

デイサービス

デイサービスも、決められた時間に利用者さんが来るため、業務が延長することは少ないです。

点滴、採血などの医療的行為をする機会はほとんどなく、バイタルチェックや食事介助、服薬対応などが主な仕事です。

緊急で業務に追われることはあまりないので、残業は比較的少なくなります。

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サービス残業を減らすために今すぐできること3つ

残業の少ない職場がなんとなくわかったとしても、すぐに職場を変えれれない人もいると思います。

職場を変えれずとも、今すぐに自分でできることを考えていきましょう！

業務の効率化を考える

業務の効率化を考えることは、とっても重要です！

みなさんの職場でも「これなんでやってるんだろう・・？」っていう業務ありませんか？

重複している業務や、やる必要性が感じられない業務は削減していきましょう！

上記を検討するのもいいと思います！

日々看護師の仕事は増えているので（看護記録など）、なにかを減らさないと、残業はどんどん増えてしまいます。

上司に相談する

基本的に、サービス残業をするのはおかしいという意識を持っておきましょう。

サービス残業は決して当たり前ではないですよ！

やる必要があってその仕事をしているのであれば、残業代はきちんと申請すべきです。

具体的な行動案としては・・

師長・主任に言いづらければ、話しやすい先輩看護師に相談してみるのも一つの方法です。

サービス残業が多いことは、退職を考える理由に十分なり得ます。

自分の時間の大切さをよく考えて、ぜひ上司に相談してみましょう。

不必要な前残業をやめる

必要以上に前残業していないか、振り返ってみましょう。

私も若手看護師の頃は、上記のような気持ちで早めに出勤していたので、よくわかります。

しかし必要のないことであれば、やめるように努力しましょう。

まとめ

看護師がサービス残業を減らすためにできること、残業の少ない職場について解説しました。

いまは、前残業をなるべく無くそう（パソコンログインできる時間が決められている）としている病院も増えてきています。

サービス残業を減らしたい人は、転職するという選択肢もありだと思います。